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noguchiizumi

Author:noguchiizumi
野口泉
オイリュトミスト
武蔵野美術大学映像学科卒。
2002年より舞踏家笠井叡に師事、オイリュトミーを学ぶ。オイリュトミーシューレ天使館第三期及び舞台活動専門クラスを経て、愛知万博「UZUME」(2005)「高橋悠治演奏「フーガの技法とオイリュトミー」(2008、2010)、「ハヤサスラヒメ」(2012)、「蝶たちのコロナ」(2013、2014)、「毒と劔」(2015) など様々な公演に出演。放射能からいのちを守る山梨ネットワークいのち・むすびばとの共同公演「アシタノクニ」や、「きつねおくさまの!ごけっこん」(2014)、シュタイナー農法研究会(「種まきカレンダーを読み解く」)などを開催。オイリュトミーに関わるイベントを企画する「レムニスカート」を主宰。

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六月二十九日に


ロウソクに灯をともすと
そこには
魂が集まってくるという
死者の魂が

もしくは
四大の霊が

食事の時に灯をともすのは、
目に見えるものだけではなく、
目に見えないものたちをも、そこに呼び込み、共に
儀式を行うためであった

目に見えないもの、
あるエネルギー、

パンが存在する以前の
パンをつくりたもうたすべての衝動、
意志と、はかりしれない宇宙的調和によってもたらされた、
ある流れ、としかいいようのないもの が、
世界中のすべてのパンの背後にある

目に見えないもの、

聯綿と続いて途切れることのなかった
その流れは、パンのアウラとして
蜃気楼のごとく,静かに波だっている、
その様子を、
灯された炎が映し出す

命を分つ、という意味の
食事という儀式においては。

電気というものが、エジソンによって発明される以前は、
夕食の時間には小さな炎が必要だった
暗闇の中では炎だけがたよりとなる

そこには擬似的な太陽系があらわれる
周囲のものは、側面だけを照らし出され、
エジプトの巨大な彫像のように、存在感を増す

遠くの天体には僅かしか光りがとどかず、次第に空間を闇が支配する
しかしはるか遠くから見れば、
太陽はありふれた星でもある

毎晩の食事で灯される、その瞬間にさへ、
炎は求心的な中心となり、
突如として目に見えない秩序を照らし出す

今、自らの身を焼かんとする、
衝動を持つ魂が表れる程に、
周囲の闇は深い

この太陽不在の時代に
どのような秩序も成り立たないとすれば

(さて、どうする?)

毎晩の儀式の始まりに、
形骸化し失われた、
呪詛としての言葉を取り戻す為に

(自らが太陽になるしかなく。)
あまりに闇が深ければ、電球は火にかなわない

生粋の合理主義者であったエジソンは、
晩年、死者との交信についての研究を続けたそうだ

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