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noguchiizumi

Author:noguchiizumi
野口泉
オイリュトミスト
武蔵野美術大学映像学科卒。
2002年より舞踏家笠井叡に師事、オイリュトミーを学ぶ。オイリュトミーシューレ天使館第三期及び舞台活動専門クラスを経て、愛知万博「UZUME」(2005)「高橋悠治演奏「フーガの技法とオイリュトミー」(2008、2010)、「ハヤサスラヒメ」(2012)、「蝶たちのコロナ」(2013、2014)、「毒と劔」(2015) など様々な公演に出演。放射能からいのちを守る山梨ネットワークいのち・むすびばとの共同公演「アシタノクニ」や、「きつねおくさまの!ごけっこん」(2014)、シュタイナー農法研究会(「種まきカレンダーを読み解く」)などを開催。オイリュトミーに関わるイベントを企画する「レムニスカート」を主宰。

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2011年3月11日14時46分

 2011年3月11日14時46分、マグニチュード9という未曾有の大地震が東北から関東を襲った。 
 
 わたしは前日10日から体調を崩し、その後、1週間ほど亡くなられた多くの方の冥福を祈ることさえせず、原発事故の情報におびえながら眠りに逃げ込むことしかできなかった。脳裏に浮かぶのは「最後の冬」の風景だけであり、今回の地震とその後の福島原発の事故に関して、まったくの一被害者として恐怖の中にひたすら落ちていくことをどうしようもできなかった。

 およそベッドで一週間を過ごしたあと、テレビで雪に覆われたマッキンレー山を見てはじめて涙があふれた。
今までおそらく誰よりも無意識のうちに現代生活を享受してきたであろう自分は、決して被害者であるだけではなかった。
 30年も前から原発に関わる問題は顕らかであり、それに声を上げる人、犠牲となっている人がどれほどいたのかまったく知ろうとせず、また、その興味もなかった。
そしてそれを知った今、運動家になるつもりもない。
急に電気を使わない生活を自分ができるとは思えない。
だが自分の中ではっきりと変わったものがある。それは自分が死ぬ存在であるという感覚だ。
地球が死んでいる同じ分だけ、自分も死ぬであろうということ。
身勝手にも震災前より自然の風景が身近なものに感じられる。「ごめんなさい」と言うことしかできない。
地球と自分という存在は切り離せないものだ。
 
 ここまで多くの人が亡くなり、ここまでの災害が起こらなければそのことに思い至ることのなかった自分に愕然としながら、水道からグラスに水を注ぎこれは自分だと思い初めてありがとうと思いながら飲んだ。

亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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