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noguchiizumi

Author:noguchiizumi
野口泉
オイリュトミスト
武蔵野美術大学映像学科卒。
2002年より舞踏家笠井叡に師事、オイリュトミーを学ぶ。オイリュトミーシューレ天使館第三期及び舞台活動専門クラスを経て、愛知万博「UZUME」(2005)「高橋悠治演奏「フーガの技法とオイリュトミー」(2008、2010)、「ハヤサスラヒメ」(2012)、「蝶たちのコロナ」(2013、2014)、「毒と劔」(2015) など様々な公演に出演。放射能からいのちを守る山梨ネットワークいのち・むすびばとの共同公演「アシタノクニ」や、「きつねおくさまの!ごけっこん」(2014)、シュタイナー農法研究会(「種まきカレンダーを読み解く」)などを開催。オイリュトミーに関わるイベントを企画する「レムニスカート」を主宰。

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呼吸について

胸からからだ全体が
天に向かって開くように息を吸い込む
吸う呼吸とともに
胸を打ち破って内的存在が外に出て行く

身体は残される
人間も脱皮する
境界を超えるために呼吸する(吸う呼吸)

限界を超えるほど吸いきると
内なるものは外なるものにひるがえり戻らない
後に残された肺はしぼむだけ
吐かれる息は惰性であり
そこにもう生命は宿らない

しかし意志から解き放たれた吐息はひたすら穏やかで柔らかい
天使の歌声のように美しい
途切れることのないひとすじの流れ
完璧な演奏
または淡墨桜の色

呼吸の仕方が変わるということは
存在の仕方が変わるということ
内側だったものが外側になる

外側なる全体がこの交感のときに入れ替わるのか
残されたからだは少しの間、生体よりも生きている
文字通り光り輝く
その後地に属するものに還っていく

息をしていないからだは静寂に満たされている
それだけ呼吸は激しいものだ
どんなに静かな寝息でも命の躍動を伝えるのに余りある

新しく生まれた命は
吐く呼吸とともに自らのからだをつかみ固める
その音楽は鮮やかな絵の具をぶちまけたようににぎやかで激しい

吸う呼吸と吐く呼吸
私たちはその間で五感を差し出している
温かさ、冷たさを感じる、見る、話す、聞く、かぐ
それらのことは死者が仲介している

私たちが五感を受け取るとき、死者とともに感じている
感覚を受け取る力の中に死者が生きている


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